FXを始めるうえで基礎知識は必須です。
次にFXの基礎用語を学んでいきましょう。
FXの基礎用語
為替レート
日本円や米ドルといった異なる国同士の通貨を交換するときの取引価格のことを言います。
トレーダーは為替レートの動きを確認しながらトレードする必要があります。
チャート
各通貨ペアごとの為替レートの値動きを視覚化したもの。
為替レートは時間ごとに変動するため価格の推移を確認することが重要です。このチャート分析をして利益を狙っていきます。
ローソク足
ローソク足はチャート上でレートの動きを表したものです。
ローソク足が一本形成される時間は様々あります。 例えば日足のローソク足は1日に一本形成され、1時間足は1時間に一本、1分足は1分でローソク足が一本形成されます。
ポジション
トレードを開始した後、決済せずに保有している状態のこと。利益や損失が確定する前の状態のこと。
ポジションを持つまたはエントリーするともいう。
逆にポジション解消することを決済するまたはイグジットすると言う。
ロングとショート
ロングとは買いポジションを保有することをいい、為替レートがその後上昇すると利益を得ることができる。
ショートとは売りポジションを保有することをいい、レートがその後下がると利益を得ることができる。
レバレッジ
直訳すると”てこ”という意味で、少額の資金で大きな金額の売買ができるシステムのことです。
FXの最大の魅力ですが、それを使いこなせるかは個々のスキルによります。
各証券会社に取引に必要な資金（証拠金という）を預け、日本の証券会社の場合は、その証拠金の25倍まで取引できます。
仮に１0万円の証拠金があれば、最大250万円までの取引が可能です。
エントリー
ポジションを持つことをエントリーするといい FX は買い(ロング)からでも売り(ショート)からでもトレードを開始することができます。
決済（イグジット）
決済とは持っているポジションの損益を確定することです。買いポジションを持っていた場合は売り決済。売りポジションを持っていた場合は買いの決済です。
損切り(ストップ)
損切りとは現在のポジションを決済し、損失を確定することです。 FX をする上でこの損切りが非常に大事になります。相場に100％確実ということはありません。不確実性の世界です。
この損切りは投資の世界では必要経費です。言ってみたらトレーダー各一人一人は企業の社長さんで会社の資金を運用しているという考えです。社長さんは会社の運営で必要な経費を出費しないと会社を経営していけません。ここでいう経費は税金だったり、設備費用だったり社員の給与だったり様々です。トータルで利益を出すという視点です。勝つことばかりにフォーカスされがちですが、実は大きな損をしないことが相場で生き残るためには必須となります。
pips(ピプス )
pips(ピプス)とは、 percentage in points の略で損益の指標として使われる単位のことです。通貨ペアには大別してクロス円とドルストレートがあります。
クロス円：ユーロ円、ポンド円など
ドルストレート：ユーロドル、ポンドドルなど
クロス円とドルストレートはレートの表記(小数点の位置)が二桁違います。
例えばクロス円のレートは120.00円、ドルストレートのレートは1.1050などです。
ロット
ロットとは FX の取引通貨単位のことです。
利用する 証券会社によって最小取引通貨単位は違いますが、最少は1通貨単位から取引できます。
例）USD/JPY（ドル円）の場合
1通貨の取引= 1ドルの取引(約110分の取引）
10通貨の取引= 10ドルの取引(約1,100分の取引）
100通貨の取引= 100ドルの取引(約11,000分の取引）
1,000通貨の取引= 1,000ドルの取引(約110,000円分の取引)
10,000通貨の取引= 10,000万ドルの取引(約1,100,000の取引)となります。
ご自身の資金量に合わせ適正な取引量を決める必要があります。
米ドル円を1万通貨単位で取引する場合、必要な証拠金は現在の為替レートで約44,000円です。それに対し、1通貨単位取引なら約5円の証拠金で1ドル運用できます。
スプレッド
スプレッドとはFXという為替市場に参入するための手数料のことです。
取引ボードの買値と売値の差額をスプレッドと呼び、FX会社に支払うことになります。
例）ドル円の場合
10,000通貨当たり0.2銭だとすると
10,000通貨× 0.002円= 20円
ドル円を10,000通貨取引すると勝ち負けにかかわらず、20円がFX会社に支払われることになります。
微々たるものだと感じるかもしれませんが、取引数量が大きくなるにつれてこの金額も大きくなります。
まとめ
初心者の方は、初めて聞く言葉がたくさんあったと思います。ですが、ここで障壁を作る必要はありません。今の段階で全ての用語を完全に腑に落とすことは難しいです。
ここで出てきた用語は、これからFXをやっていく上で自然と理解できるようになりますので、今はなんとなくこういう用語があったなあ程度で大丈夫です。
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つぎは 資金管理について 学んでいきましょう。
正直、FXをする上でこれが一番大事です。
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